小笠原の旅記録(4日目)
前日の風が気になっていたが、今日も風は強い。でも起きたら、パパヤさんのスタッフの方にはすでに、準備を始めていた。
9時ごろ、ツアーの参加者が集合し、「ミス・パパヤ」のある港へ出発した。ツアー参加者は、宿の宿泊者以外の方も含め、15人近く。心配した風は少なからず吹いていたが波もまだ、うねっていた。残念ながら、ケータ島(聟島)へは風と波で行けなかったが、今日もイルカとクジラとの遭遇に期待できそうだった。
パパヤの田中さんからクジラの生態についての説明
出発!
「ミス・パパヤ」です。
船はまず、南島近く、ハートロック、巽島など父島を時計と反対まわりで通り、兄島瀬戸へ。早速、シュノーケリングをする。ここは、海中公園で珊瑚と熱帯系の魚がたくさん見られる波静かなところ。10分ほど漂い船に上がったが、風で寒さが増す。程よくして、昼食を船内で取る。船内では、コーヒーや味噌汁などスタッフの方が用意してくれた温かい飲み物と持参したおにぎりで、体を温める。
「ハートロック」
こんな島も。何に見えるかな?
兄島瀬戸は海中公園
昼食後、イルカが目撃された情報が船内に入り、船はイルカを追った。そして、イルカの群れを発見。明らかに、前々日より数は多い。前回は、写真がうまく取れなかったので、今回は船の上からデジカメと一眼2台構えそのときを待った。「来た!」と、バンドウイルカのジャンプの瞬間を何度も撮った。船が揺れるので、写真を撮るにも一苦労。写真を撮ることに夢中だったので、イルカと泳ぐタイミングを逸した。でも、それはそれでよかった。たくさんのイルカの群れと船が平行して、1時間以上はイルカたちの見事な波乗りを間近で見ることができた。
イルカ発見でみんな海へダイブ
イルカは大群です
イルカがジャンプ!
イルカの群れを船が追っていたら、来たルートを戻り、南島の近くに来ていた。また、南島では、ザトウクジラも発見し、ブローのほか、遠くではあるが尾っぽ立ててもぐる様子を見ることができた。残念ながら、間近でブリーチング(高いjジャンプ)は見られなかったが、この日もきれいなサンセット。海のほか何もない、水平線を眺めながら、船は5時過ぎ港に戻った。
夕陽の中クジラを追う
何もない水平線
サンセット!
宿に戻り、シャワーを浴び、パパヤさんでの「さよならパーティ」に参加。島鮨や島魚の料理など普段食べることのできない料理や島レモンを使ったパパヤさん特性のジントニックをいただいた。さらに、イルカのビデオも見せていただいた。水中ビデオカメラで撮ったものもあり、夏にもう一度イルカと泳ごうという気にさせてくれた。こうして、小笠原での最後の夜は更けていった。