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第3回 東京へとんぼがえり?! <横浜~仙台>

 2ヶ月間という長い旅の初日は、結構しんどいものであった。東京の都心に 出るまでは、順調であったが、皇居の桜田門で雨に降られた上、浅草あたりで 道に迷い、東北への道、国道6号線に出るまでにかなり時間をロスした。
 しかし、初日は、到着目標地点の水戸まで着かなかったものの、東京都、千 葉県を越え、家から121km離れた茨城県の石岡市で宿をとることとなった。宿 を取るといっても、基本的には「野宿」だ。石岡駅近くの公園でテントを広げ 夕食をとった。

 ところで、日本一周のチャリの旅のテーマは、「人との出会い」であった。 そんなことを意識しているているためか、初日にも関わらず、人に助けられた り、話したりすることがあった。土浦の近くでは、北海道によく自転車に行く 地元のおじさんから、ヤクルトやバナナをもらった。宿を取った石岡では、地 元に住む同い年の人からいろいろ旅の話をしてもらた。本当に旅には多くの出 会いがある。

 2日目は、福島県のいわき市を到着目標地とした。
 しかし、全身が痛い。思うように体は動いてくれない。筋肉痛というよりも 全身が凝ってしまっていた。その上、1日目に日焼けしたところが、火照って 痛みがある。2日目にして、日焼けで真っ黒であった。
 1日目の目標地だった水戸では偕楽園により、水戸の黄門様の像の前で、旅 の師匠として写真を共にした(でも、一説によると黄門様は、テレビのように 旅にでることはなかったらしいが・・・)。

 水戸を昼ごろ前に出て、日立市を過ぎ、太平洋に出た。海を見たのは、この 日がはじめてだったので、海を見た時、不思議とペダルを漕ぐ力が沸いて出て きた。
 結局、この日は、福島県に入ったものの目標のいわきには着かず、手前の湯 本温泉で宿を取った。この湯本は、地名の通り温泉の源泉がある所で、150円 で温泉に入ることができた。旅の後の温泉は、まさに天国。この日は、テント を張った公園にいた猫が人なつっこく困った(テントの中まで入ってきて、思 わず「お前の寝床じゃなくて俺の寝床だ!」と怒鳴ったが、もちろん通じなか った)が、温泉で疲れも取れぐっすり寝た。

 3日目は、仙台を目標にして、ペダルを漕いだ。
 しかし、自宅を出てから、すっきり晴れることなく、霧のような天気で悩ま されていた。雨が降ると目が痛いし、晴れると暑いし、ころころかわる天気に はお手上げだった。
 また、疲れがたまっていたのか、走っている最中に眠くなってきて、途中海 岸で昼寝した。

 昼寝で、すっきりしたもののやはり、3日目も目標の仙台には着かず、宮城 県の岩沼市で宿を取った。岩沼でテントが張れそうな場所を探し、日本三大稲 荷の1つ「竹駒神社」の駐車場を借りることにした。しかし、トイレがなく近 くの神社の参集殿という会館らしき所へいってみたところ、会館のおじさんに、 事情を話すと「会館の裏でテントを張ったほうがいいよ」と、雨のあたらない 所に案内してくれた。その上、会館のお風呂を貸していただいた。

 次の日、私は、会館のおじさんの声で起きた。「おにぎり作ったからもって 行け」と、おにぎりを2個もらった。これを朝飯で食べ、おじさんに感謝と出 発の挨拶をして、岩沼を出た。この日は、20km先の仙台駅まで行く事にした。

 横浜を、出発して4日目。横浜から400km離れた、杜の都仙台に着いた。しか し、どうして、この日は、仙台駅止まりかというと、実は、大学のテストが次 の日にあったから。なぜ、テスト前に出発してしまったのか反省しつつ、チャ リを仙台駅の地下駐輪場に置き、JRの「青春18切符」を使い、東京の大学へ向 かった。鈍行で、6時間かけ、東京の日野市にある大学の友人の家に向かった。

●1日目 7/25(土)、曇り時々雨のちはれ、走行距離121.9km
 自宅(横浜市保土ヶ谷区)→日本橋(東京都)→石岡駅(茨城県)
●2日目 7/26(日)、きり、走行距離126.3km
 石岡駅(茨城県)→偕楽園(茨城県水戸市)→日立(茨城県)→湯本駅(福島県)
●3日目 7/27(月)、きり、走行距離142.6km
 湯本駅(福島県)→双葉(福島県)→相馬(福島県)→竹駒神社(宮城県岩沼市)
●4日目 7/28(月)、はれ、走行距離22.1km
 竹駒神社(宮城県岩沼市)→仙台駅(宮城県)+++日野市(東京都)
  ⇒ここまでの、走行距離412.9km

<第4回へつづく・・・>

クリックすると拡大地図が出ます

7/25~7/28のルート地図(クリックすると拡大された地図が出ます)

チャリの旅で初めて見る海(茨城県高萩、1998年7月26日) テントまで入ってくるほど人なつっこいのら猫(福島県湯本、1998年7月26日)

”初太平洋”<左>と人なつっこい猫<右>(茨城県高萩、福島県湯本)

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