more info spy on blackberry cell phone software spia gratis per blackberry como localizar un celular por internet org android cell phone spyware software

« 第6回 グレイシャーの夜空<グレイシャー国立公園その1> | メイン | 第4回 乾燥した暑さとの戦い »

第5回 西部の暮らしを感じる

 コーリーシティーのモーテルを朝7時に出ようとして、自転車を確認したら タイヤの空気がかなり抜けていた。
 どうにか空気を入れ直し走り出したが、しばらく走ったら不安は的中し、前 輪の空気がまったくなくなっていた。ここでしかたなく、チューブの交換とな った。30分かかって直した。
 しかし、この日も暑い。もう、嫌だ。そこで気を紛らわすため、ポケットラ ジオを使い、FMラジオを聴きながら走った。西部の陽気な音楽が聴こえてくる。 これで、幾分楽になった気がした。

 この日は、ワシントン州東部の大きなまち、スポケンまで行く予定だったが、 暑くてまったく進まない。
 3時ごろダベンポートに着いた。あまりの暑さにスーパーで水とジュースを 買い、ジュースを飲んでいたら、男の人と女の人に話しかけられた。彼らに、 この近くで安いモーテルがないかと尋ねると、男の人が、「家なら安いぜ」と 言った。ということで、彼の家まで案内してもらい、彼の庭にテントを張らし てもらった。
 彼の名前はティムさんで、私が水とジュースを買ったスーパーの社員だった。 彼の庭にテントを張って落ち着くと、「家に入って休め」と言われた。
 彼の家で結局、夕食にハンバーガーをご馳走してもらった。食後、「暑いか ら泳ぎに行かないか?」と誘われ、彼のトラックで、彼のガールフレンド(奥 さん?)と娘さんと彼の愛犬と共に、20分間のドライブとなった。「どこへ泳 ぎに行くのか?」と思ったら、見るからに冷たそうな澄んだ川だった。結局、 30分以上は川に浸かり、涼しんだ。

 川から家に帰ったあとも、ビデオ(ビデオタイトルは不明だが、アメリカの 映画にありがちな学園物。でも結構面白かった。)を見せてもらい、すっかり フレンドリーになった。
 この日は、アメリカ西部の一般的な家庭の暮らしぶりを覗かせてもらった気 がした。本当にティムさんに会えてよかった気がした。

 翌朝、私はティムさんに「朝はゆっくりしていったらいい」と言われたが、 結局、遅れ気味のペースが気になりゆっくりもできず、早く起き、身支度をし ていた。ティムさん達はまだ寝ていたようで、起すのも申し訳なく、また別れ が辛いというのもあり、玄関に感謝のメモとほんのお礼という意味で10ドル札 を残して、7時に出発した。
 人の家でゆっくり休んだこともあり、この日はかなり調子が良かった。地獄 だっただだっ広い西部の台地もスポケンで終わりとなった。スポケンからは、 少しカナダ国境近くを目指し、北東方向に走る。

 スポケンのまちには、10時ごろ着き、ジュースとパンを遅い朝食として食べ る。スポケンは、シアトル以降2番目に大きいまちだったが、特に見るべきも のがなかったので、食事後、自転車屋でチューブを買って、すぐに出発した。
 スポケンのまちでは車の数が多かったので、歩道を走っていたが、まちから 離れると、また広い側道を走ることになった。いくらか、アップダウンがあっ たが、とても心地よい走りができる道。

 夕方4時ごろニューポートのまちに着く。ニューポートのまちは、ワシント ン州とアイダホ州の州境のワシントン州側にあるまちで、ほんの隣にあるアイ ダホ州側の「Old Town」のまちと共に国内の観光地となっているようだった。 まちにあるキャンプ場を見つけ、パスタをチキンスープで食べた。しかし、鼻 の皮がめくれて痛かった。ここ3、4日でかなり焼けてしまった。

 翌朝、キャンプ場を6時半に出る。思ってみれば、この日が一番早起きをし 出発した日だった。
 朝食にピーナッツバターを塗ったパンを作っておき、走ること2時間半、サ ンドポイントのまちに着く。サンドポイントのまちで朝食のパンをかじり、再 び北東に走った。このあたりから峠があるのかと思ったが、すんなり30mileを 走り、ボーナーズフェリーのまちに着く。ここで、昼食をとるためスーパーに 寄り、いつものように、スポーツドリンクとパンとハム、さらに桃を2つ買っ た。桃は西部に来てから初めてだったが、とても甘くおいしかった。

 桃で元気をつけ、出発したが、すぐに急な登りになった。しかも、道が工事 していたところもあり、かなり疲れてしまった。モンタナ州に入る前に、かな り山を登ったので、途中、川に架かった橋の高さは100mぐらいで、これには思 わず足がすくんだ。
 アイダホ州の通過し、モンタナ州に入り、疲れが出てきたので、10mile行っ たところのキャンプ場でこの日は泊まることにした。キャンプ場には、食べ物 が売っていなかったので、持ち合わせのスパゲティー缶(面とソースが缶詰に なっている)を暖め食べ、早めに寝た。


●8日目 8/3、はれ、走行距離30mile(メーター故障のため推定距離)
 Coulee City(WA)→Davenport(WA)
●9日目 8/4、はれのちくもり、走行距離86.71mile
 Davenport(WA)→Spokane(WA)→Newport(WA)& Old Town(ID)
●10日目 8/5、はれ、走行距離91.21mile
 Newport(WA)& Old Town(ID)→Sandpoint(ID)→Bonners Ferry(ID)→
 Kootenai River Campground(MT)
  ⇒ここまでの走行距離458.49mile


<第6回へつづく・・・>

クリックすると拡大地図が出ます

8/3~8/5のルート地図(クリックすると拡大された地図が出ます)


ティムさんご家族と共に(ダベンポート、1999年8月3日) 川に向かうティムさんのトラックにて(ダベンポート、1999年8月3日)

ティムさんご家族と共に<左>、川に向かうトラックにて<右>(Davenport)

川での様子(Davenport、1999年8月3日) 水面に浮かぶ(Kootenai River、1999年8月5日)

川での様子<左>と水面に浮かぶ橋<右>(Davenport、Kootenai River)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.j-tabikobo.com/blog/mt-tb.cgi/33

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)