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その3 「旅先の情報を得ることとその情報を正しく判断すること」

 「さー、行きたいところは決まったから、行く場所をまず知ろう!」と思っ たら、みなさんはどうしますか?
 多くの方は、旅先のガイドブック(国内なら「○るぶ」、海外なら「○○の 歩き方」など)を買い、情報を得ることだと思います。また、最近ではインタ ーネット環境が整備され、ウェブで現地の情報を得ることも可能になりました。  しかし、これらの情報は、旅先の一部のことしか扱っていないことや時には 誤った情報が入っていることがあります。
 特に、海外の場合は、いくらグローバル社会になったといっても、私たちの 日本人にとっては文化も歴史も違う異国です。その国のことを知っているよう で、案外知らないことはたくさんあります。

 ガイドブックやウェブで情報を得ることは、大変参考になるのですが、一番 有効な情報の得かたとしては、普段から新聞やテレビなどで、その土地の情報 を得ることだと思います。特に、政治や歴史・文化といったことを得ておくこ とが、大切です。海外では、政治や歴史的な絡みから、私たち日本人にとって そこは、快適に旅ができる場所かどうかを正しく判断しないと、自分の命に関 わることがあります。ありとあらゆる情報が駆け巡っている現代では、情報を 自ら正しく判断することは、大変難しいのですが、こればっかりは日ごろの訓 練しかありません。
 また、そのほかの情報の得かたとしては、現地に暮らしている(暮らしてい た)人から情報を得ることも有効だと思います。やはり長く暮らしていた人の 話は、信憑性や説得力があります。機会があれば、旅に行く前に話を聴いて、 情報を得ることが大切です。
 旅先に行って、現地で情報を得ることもありますが、やはり準備の段階で、 いかに多くの情報を得て、それを正しく判断・整理することが旅を楽しむ第一 歩ではないでしょうか?

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