ゼネラリストとスペシャリスト
「あなたは、ゼネラリストとスペシャリスト、どちらを目指しますか?」と人に問われれば、私は多分「ゼネラリスト」と答えるでしょう。
小さいときから、旅や自然に馴染み、大学では、経済を専攻。社会人になってから多くの人との出会いを通じ、環境、教育、NPO、まちづくりという分野に携わってきて、情報、経営という分野を現在、吸収中。そう思うと、結局、自分の目指す働き方は、「ゼネラリスト」であることに気が付きます。
「ゼネラリスト」というのは、「スペシャリスト」の対極にあるわけでもなく劣るものでもなく、「スペシャリスト」を越えた優れたバランスセンスの持ち主である「スペシャリスト」であると思います。確かに1つ抜きに出たものを持つ「スペシャリスト」も大事だが、これからの社会には、バランスを持った人が担う役割は大きい。
一連の企業モラルが揺らいだ事件や情報化の進む現在では、何が良い価値なのか分からない。勝者が敗者になることや、食べ物がどっから来てどのような過程で来たのかなどつながりがわかりにくい社会。「ゼネラリスト」というバランスの良さが、不安定なこれからの社会に対応できる能力ではないかと思ったりもします。