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2006/04/01 (Sat)

小笠原への旅記録('06春編、5日目・6日目)

 朝、NHKで波と風をチェック。心配していた波と風は、3mの波で西よりの風。風が止んでいるので、午前の半日ツアーは、やるとの連絡をスタッフからもらう。チェックアウトのため、荷物をまとめ、二見港近くにある「ホライズンドリーム」で朝食用のパンを買う。



「ホライズンドリーム」は港の目の前

 8時半に二見湾を出発。お客さんは、昨日、ケータ島行きのツアーが中止になった関係なのか定員いっぱいの30人近くはいた。ミスパパヤ号以外にも、和船のマンボウ号にもお客さんを乗せるほどの盛況ぶり。ファミリーのお客さんが多かったので、ちびっ子もたくさん。

 二見湾を出て、毎度のうねり。このうねりで早々にダウンする人がいた。今日は、南島上陸のツアーなので、二見湾から南島に向かう。南島上陸前に、おととい見たのと同じかもしれないザトウクジラの親子に出会う。今日もうねりが凄い中、ブロウや尾びれを見ることができた。今回は、ブリーチングではないけど、胸びれや尾びれを海面に打ちつけるスラップを見ることができました。また、ザトウクジラ以外にもアオウミガメのつがいらしき2匹やサメの子どもも発見しました。



今日もザトウクジラを発見!

 クジラなどを見た後は、南島へ上陸。南島上陸の際は、1回に上陸できる人数が15人と決められている上、公認ガイドさんがいないとだめなのです。正月には、荒波の中、扇池の狭いトンネルをくぐり泳いで必死の思いで南島に上陸したのとは打って変わって、今回はマンボウ号に乗り換え、穏やかなサメ池から上陸しました。サメ池は穏やかでしたが、扇池は、まるで荒れ狂う冬の日本海のようでした。また、南島では、季節的に北へ帰り遅れて感じの白鳥1羽を見かけています。


マンボウ号で南島上陸!


扇池


扇池も今日は日本海の荒波のよう


サメ池


扇池近くにはたくさんの・・・


ヒロベソカタマイマイ(持ち出し禁止)


 南島に1時間上陸したあと、ミスパパヤ号に戻り、南島に上陸しないでミスパパヤ号に残っていた方にイルカが出たことを聞きました。エントリーの時に方向を間違えたようで、泳いだみなさん、かなり悔しい表情でした。南島を離れ、イルカを探すと、すぐにミナミハンドウイルカの群れを発見。これまたうねりの中です。昨日の風邪をひいた状態で、すっかり油断してウエットスーツの上半身を脱いでいたため、準備に出遅れドルフィンスイムを断念。船でイルカたちの様子を伺う。波は高いが、3度イルカの群れに良いタイミングで泳いだ人は近づいていた。「後ろからも来るぞ!」と船の人は泳いでいる人に教える。目に前のイルカに夢中になると確かに方角やほかのイルカがいることも分からなくなります。


波の高い中でもミナミハンドウイルカと泳げます

 イルカは今回諦めかけていたので、見ることができ満足して、12時過ぎ、宿に戻った。宿に着いて、急いでチェックアウトの準備をする。パパヤのスタッフの人ともろくに挨拶もできないまま、二見港のおがさわら丸へ。パパヤでご一緒した6人で船に乗り、行きと同様に船底のEデッキの部屋に荷物を置き、すぐに外のデッキへ。


太鼓でお見送り


パパヤのスタッフの方もちゃんとお見送りしてくれます


 2時、定刻通り出港。出港時におなじみの各お店の船がおがさわら丸の横で伴走し、お見送りをしてくれる。今回は、波が高いためか、船の数は少なく感じ、早々に聞き返す船が多かった。そんな中でも、最後まで見送りをして、伴走するパパヤのミスパパヤ号。スピードがやはり他の船とは、格が違います。でも、今回はスピードでは海上保安庁らしき船の方が勝っていました。海上保安庁の船にはびっくり。お約束通り、最後には船から飛び込んでくれました。これを見ると、また小笠原に来たらパパヤ以外泊まることができなくなります。


各船がお見送り


最後までお見送りしてくれるのは、パパヤだけ!


 おがさわら丸では、サンセットを見た後、夕方からはパパヤでご一緒したみなさんと、お酒を飲み、最後のパーティーを楽しみました。波がかなり荒れていたので、船に酔っているのかお酒によっているか分からなくなります。

 翌朝、波は少し落ち着きましたが、天気は竹芝を出た日と同じくドン曇。外の景色を楽しめず、3時半竹芝桟橋に着きました。

 今回もパパヤで出会ったみなさん、そして田中さんをはじめパパヤのスタッフのみなさんのおかげで小笠原の旅を楽しむことができました。次回は、今年の夏の終わりにでも・・・。

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