レベニュー・マネジメント
ゴールデン・ウィークなのに、いつもの週初めのように今日も変わらず1日中、大学院にいました(休みはカレンダーの赤字のみという悲しい現実が・・・)。
さて、今日の夜の授業「ホスピタリティマネジメント・ベーシック」に、ゲストスピーカーがいらっしゃいました。今回のゲストスピーカーは、恵比寿にある「ウェスティンホテル東京」の副総支配人の藤崎さん。テーマは、ホテルのレベニュー・マネジメントについてでした。
このレベニュー・マネジメントとは、一言で言えば、ホテルの客室を空きができないように、さらに収益が最大になるようにする客室経営手法の1つです。
もともとは、アメリカの大手航空会社が空席が出ないようにした手法をホテルにも取り入れたもので、別名、イールド・マネジメントとも呼ばれています。
いろいろなデータベースを活かし、科学的に分析しコンピュータなどで客室と価格の管理し、収益が最大となるようにするシステムです(式もあるのですが、細かい説明などはここでは省きます)。
需要と供給で価格が決まるのは、経済学の常識ですが、ホテルではつい最近までは、そうはいっていなかったのです。さらに、相次ぐホテルの経営不振や外資のファンドの投資により、ホテルを取り巻く環境が大きく変わっています。なので、こういうホテル経営の考え方が、出てきたようです。
ホテルも良い設備、良い料理を出し黙っていれば、お客さんが来る時代はもうないようです。さらに、ホテルの外資化もかなり進行しているようです。