旅行情報ビジネス
通う大学院で「旅行情報ビジネス論」という授業に出ているのですが、今週から数回ゲストスピーカーを招いての授業となっています。
今週の火曜日は、「イーツアー株式会社」の代表、公文さんがゲストでCRS(コンピューター・リザベーション・システム:コンピューターによる航空会社の予約システム)とGDS(グローバル・ディストリビューション・システム:旅行総合情報システム)のお話をしていただきました。
このCRSは、もともとアメリカの航空会社が発祥で、世界の多くの航空会社が使っていたシステムです。CRSは航空会社の座席予約だけでしたが、ここにホテルやレンタカーの予約システムと連動したGDSが今では主流となっています。
CRSとGDSは、B to B(企業間取引)で使われるので、一般の旅行者が使うシステムではなく、旅行業者がお客の予約で使うシステムです。
ただ、日本では前から大手の旅行会社が独自にコンピューターの旅館予約システムをつくり、そこにCRSを乗っけて、さらに進化させたシステムであるGDSを展開してきている。あくまでも旅行会社主導のシステムです。
公文さんのお話の中で、海外と日本の私たちがネットで予約できる旅行サイト(つまりB to C:企業と顧客との取引)をいくつか紹介していただだいたが、もちろん先日訪問したJTBのネット部門「i.jtb」の話が出てきていました。
私の感覚だと、日本はまだまだ旅行ツアーなどをネットで予約する文化が根付いていない気がしてならないですが・・・。でも、時代は変わるものですね。