インターン職場訪問記、桶屋編
毎週、金曜日は職場の高校の生徒がインターンで小田原市内の職場に職業体験しています。
ということで、私が今年度担当している受け入れ先の職場を今後紹介します。
訪問記1回目は、桶屋の「桶辰工場」さんです。
「桶辰工場」さんは、神奈川県内でも、もう数件しかない手作り桶屋さんです。全国でも桶を扱う職場は、数えるほどしかないうちの一軒です。
「桶」と一言で言っても、そのつくられる製品は様々です。お風呂で使う桶はもちろんのこと、樽、石鹸ケース、金魚用水槽、おひつなど、桶辰のご主人の桶製造の技術を活かし、ユニークな製品がつくられています。
昨年度に引き続き、こちらの担当となっていますが、ご主人いわく、「最近はめっきり安物(プラスチック)にやられて、やることがないんだよ~」と。職人の技術が、大量製造、大量消費の社会の中で、失われているのも事実です。
生徒の手さばき(←様になってきた?)
ご主人のお話を伺うたびに、高校生のような若者が、その技術を体で得るのには、もうそろそろ最終期限が迫っている気がしてしまいます。