農園レストランで極上ランチ
今日は、大学院の「ルーラルツーリズム」の課外授業で、練馬区の「みやもとファーム」さんを訪問しました。
大江戸線の練馬春日町から徒歩10分くらいで、環八沿いに農園とレストランがあります。
まずは、農園を見学しましたが、先日訪れた「加藤農園」と同じく、練馬区の農業体験農園です。ただ、「みやもとファーム」さんは、農薬や化学肥料をほとんど使わない農園で、100区画(1区画の農作権、収穫物、講習料が含まれて区民は年間3万1千円で契約します)あります。
品種の数と講習の内容が加藤農園と若干違うようで、品種はトウモロコシ、枝豆、トマト、ナスなど植えられています。もう1週間ほどでどれも食べごろです。
到着してすぐに、園主の宮本さんにお話を伺いましたが、有機栽培の難しさは、虫との闘いで、虫が食べる前に収穫してしまうことが一番だと仰っていました。
また、みやもとファームさんは、実は近くに農園レストランを経営されていますが、レストランで出す野菜には、自前の農園での品では限界があり、また同じような時期に同じ品種が集中して収穫されるため、近所の農園から仕入れる野菜も多いとのこと。
レストランに関しては、野菜をメインに食事を提供するのではなく、焼肉を食べてもらうことで、野菜を引き立て、さらに客単価を上げることが可能になっています。なぜ、焼肉かという批判もあったそうですが、新たな農業ビジネスとしては大変面白いお店です。また、近くに光が丘団地があり、5kmの圏内に20万人を抱える商圏ですので、抜群の立地条件です。
さらに、お店でのビールは、お客が各自サーバーから注ぎ、10mlの量り売りをされています。これがミソなんです・・・。
農家が野菜作りを離れ、新たな農業ビジネスを興す場合には、持っている農業資本(ハード)をどのような仕組み(ソフト)で、新たな収益モデルを築くかがポイントのようです。
そんなこんなで、農園見学のあとお昼ごろ、宮本さん、先生、練馬区役所の方、そして院の生徒(観光学研究科OB・OGの方も含む)総勢、10名でレストランへ。
焼肉のコースを頼みましたが、どれも美味しく、特に米沢牛の特上ロースとカルビが絶品でした。もちろん野菜(キャベツ、キムチ)も美味しかった!
さらに、市場では出回らないサーバーで注ぐビールも進み、極上のランチとなりました。
▽関連リンク
「練馬の農家で農業体験」(「加藤農園」の様子):5月28日の日記
http://www.j-tabikobo.com/blog/2006/05/28/post_93/index.html