コラム
その4 「旅のスケジューリングには余裕を持たせる」
「旅の計画書」(コラムその2を参照)をもとに、旅先の情報を集めた後は、もう少し詳しく旅先での日程表を書くとよ
いでしょう。特に、海外への旅の場合は、出国・帰国の飛行機の時間に合わせ
てスケジューリングしないと、帰国便に乗り遅れ、日本に帰れなくなる可能性
もでてきます。
海外への旅に関わらず、旅には「余裕」を持ったスケジューリングが必要で
す。でもこれがなかなか難しい・・・。「ここにもあそこにも行きたい」と思
いちょっとタイトなスケジュールにすると、目的地に着いた途端、次の目的地
に行かなければならないという事態になってしまう。
そこで、もう一度「旅の計画書」を見直して、なんのために旅に行くのか考
え、スケジューリングをしていくといいかもしれません。
例えば、「この旅でここだけは訪れたい」とか「これだけは体験しておきたい」
といういうものを最優先して、その目的が達成されたあとに、時間的に余裕が
あるときは、「おまけ的」に次に行きたいところに行く、したい体験などをす
るようにスケジューリングします。あくまでも「ここだけは!」「これだけは!
」というものを大切にし、ほかのことは「今度の旅で達成する!」という割り
切りが必要なのです。
海外への旅の場合は、旅先の環境が日本とは違いますので、その国に着いた
その日とできれば次の日は、その国の環境に慣れることと情報集めのために費
やし、最低でも到着後2日目から行動を開始するスケジュールにしましょう。2
日目からは、「旅の計画書」に書いておいた「旅の目的」を達成する場所に行
ったり、体験したりするようにしましょう。
また、帰国のことも考えると、帰国の日はもちろんのことその前日も、帰国
の便が出る空港近くのまちで、お土産を買ったり、帰国の準備をしたりするよ
うにしましょう。タイトにスケジューリングすると日本に帰れなくなったり、
思わぬトラブルに遭い、慌ててしまうことになりかねません。
(もちろん何度も訪れている国・地域であれば、到着後即行動、帰国の便の日
に空港近くのまちに着くスケジュールでもOKでしょう)
旅のスケジュールは、びっしり埋まっていた方が良い気がしますが、実は逆
に「ここだけは!」「これだけは!」という目的をハイライトさせるためにも、
あえて空白の時間を作ることが大切なのです。
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